ミライオンの
経営力向上ブログ
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監修記事(健康経営)のご紹介
この度、はぐくみ企業年金ナビ様の下記 5 本の記事を監修いたしました。 健康経営の「基礎から最新トレンドまで」を網羅した内容です。 導入検討中の企業ご担当者さまはもちろん、社内啓発や資料づくりなどにもお役立ていただけます。ぜひご覧ください。 健康経営優良法人の認定基準や要件とは? 2025年度のケースも紹介 最新年度の認定要件をチェックリスト形式で整理し、スムーズな申請準備をサポートしています。 https://bpcom.jp/hagukumikikin/feature/welfare-feature/7677/ 「健康経営銘柄」とは? メリットや選定企業 53 社についても紹介 選定プロセスと選定企業の好事例をまとめ、「次に何をすべきか」が参考になります。 https://bpcom.jp/hagukumikikin/feature/welfare-feature/7681/ ホワイト 500 とは? ブライト 500 との違いについても解説 2 つの制度を比較し、自社に合った指標を選ぶポイントがわかりやすく解説されています。 https://bpcom.jp/hagukumikikin/feature/welfare-feature/7394/ 健康経営とは? 導入メリットや概要をわかりやすく説明します 健康経営の基本概念と導入ステップをやさしくまとめ、社内共有資料などの参考にもしていただけるかと思います。 https://bpcom.jp/hagukumikikin/feature/welfare-feature/7002/ 健康経営優良法人は意味ない? メリット/デメリットを解説 「本当に効果があるのか?」という疑問に答えつつ、費用対効果や社内浸透のコツを紹介しています。 https://bpcom.jp/hagukumikikin/feature/welfare-feature/7608/ 健康経営に取り組む皆さまの一助となれば幸いです。
【監修】コンサル業界向け転職エージェント比較記事を監修しました
株式会社ライズ・スクウェア(https://www.rise-square.jp/ )のコラムを監修しました。 コンサルティング業界に強い転職エージェント・サイト12社を厳選!各社のおすすめ理由や見極め方も紹介https://rs-webmedia.com/1350 是非ご覧ください。

エフェクチュエーションとは?不確実な時代の起業戦略と5つの原則
エフェクチュエーションとは何か? エフェクチュエーション(Effectuation)とは、起業家が不確実な状況下で柔軟かつ主体的に事業を進める際に用いる意思決定のスタイルです。一般的には、あらかじめ定めた「目的」から逆算して手段を検討する手法(コーゼーション:Causation)と対比されます。エフェクチュエーションは、「いま自分が持っている手段を活かして、何ができるかを探りながら事業をデザインしていく」とう発想が特徴です。 不確実性が高まる現代では、どれだけ事前に計画や予測を立てても、思いがけない出来事や環境変化によって計画が崩れてしまいやすくなっています。こうした状況下では、事前の予測を正確に立てるよりも、「まず手を動かし、自分にできることを実行してみて、そこから得た知見や周囲との関係性を活かしながら柔軟に修正していく」アプローチが有効となるケースが多いのです。 このエフェクチュエーションは、経営学者のサラス・サラスバシーが多くの起業家に対して、スタートアップの過程で直面する典型的な10の意思決定課題について回答を求め、その思考プロセスを分析し、共通項を抽出して後天的に学習可能な理論として体系化したものです。これから起業・創業を考えている方には、実践のヒントやアイデアが数多く詰まっている理論だといえるでしょう。私もとても好きで、影響を受けている考え方です。 この記事では、これから事業を立ち上げようとしている創業者の方に向けて、エフェクチュエーションの基本的な考え方と、実際に活用するときのポイントを解説します。 エフェクチュエーションの5つの原則 エフェクチュエーションには、以下の5つの行動原則があるとされています。いずれも「不確実な未来を予測する」よりも、「いまある手段や人脈、そして突発的に起きた出来事を活かす」姿勢が重要視されます。各原則を下記に解説します。 1. 手中の鳥(Bird in Hand)の原則 手中の鳥(Bird in Hand)の原則とは、「今、手元にある資源やスキル、ネットワークを起点に事業機会を探っていく」という考え方です。 2. 許容可能な損失(Affordable Loss)の原則 許容可能な損失(Affordable Loss)の原則とは、「どれだけ利益を得られるか」よりも「どれだけ損失を許容できるか」を基準に意思決定を行う考え方で

海外進出で差をつける!IRフレームワークを活用したマルチナショナル型戦略のすすめ
IRフレームワークとは? 企業が海外に進出するとき、どの程度本社で「標準化」(国が変わっても製品の規格や機能などを変えない)を進めるか、逆にどの程度現地の市場や文化に合わせて「適応」(その国に合わせて製品の規格や機能などを変える)させるかが大きな経営課題です。I-Rフレームワークは、この「統合(Integration)」と「現地適応(Responsiveness)」のバランスを軸に、国際経営戦略を4つのタイプに整理する考え方です。 なぜ「現地適応」を重視する企業が増えているのか? 海外進出のハードルが下がり、中小企業でも海外市場へ挑戦しやすい環境になりました。このような海外進出において顧客のニーズを掴み、現地事情に合わせた柔軟な対応が求められるケースが増えています。 たとえば、 こちら現地の状況に合わせたローカライズが重要なのは、ご理解いただけるでしょう。 海外顧客への適応を支援する事業も増えている 私は、外国の方の起業や創業の支援をすることもあります。外国人が日本で、「インバウンド観光客に訴求するためのマーケティング支援事業」、「日本の抹茶を海外向けに企画・デザインし販売促進する事業」などの海外顧客向けにローカライズすることを支援する事業を行う外国人の方もいます。 また、現地にいる日本人コーディネーターと連携して、海外の市場調査や販売会社との提携を進めるケースもあります。しかし、これらのローカライズを支援する事業者はピンキリで、酷い現地レポートが送られてくることもあります。海外進出においてこれらの方の協力はとてもありがたいのですが、選定は比較検討しながら慎重に行いたいものです。 「マルチナショナル型」の特徴とメリット I-Rフレームワークの中で「標準化よりも現地適応をより重視」するマルチナショナル型をピックアップして、本記事ではその特徴と利点を整理します。 3-1.特徴 3-2.メリット マルチナショナル型導入に向けたポイント 現地適応を最重要視する方針を取り入れるには、本社と海外拠点の役割分担やコミュニケーション体制を整備することが大切ではありません。 中小企業が「マルチナショナル型」を活かすために 中小企業の場合、大企業に比べて経営資源が限られています。 そのため、現地拠点への集中投資や大幅な分権化はリスクとも背中合わせです。 まとめ I-Rフレームワークを

自社製品の市場段階を見据え、限られた資源を最大化する|中小企業経営者のためのA-Uモデル解説
産業発展の段階と革新のモデル(A-Uモデル)とは?企業が成長・発展する過程では、製品やサービスをめぐる革新(技術革新)の形態が変化していくと言われています。これを体系的に示したものが、W.アバナシーとJ.アッターバックによる「A-Uモデル」です。中小企業の経営においても、製造業にかかわらず、イノベーションというものを考えるのにおいて、とても有用な考え方ですので、中小企業経営における活用という視点で、A-Uモデルを解説します。 AUモデルの概要 AUモデルでは、産業がまだ新しい段階では製品革新(ラディカル・イノベーション)が前向きに立ち上がり、次世代市場で「標準的な設計」が定まると、主流の革新が工程革新(プロセス革新)や小さな改良をインクリ(漸進的)イノベーションに移行すると説明されています。 1-1. 産業初期:ラディカル・イノベーション 1-2. ドミナントデザインの出現 1-3. 産業の成熟:工程革新・インクリメンタルイノベーション A-Uモデルが示す変化と中小企業への示唆 2-1. 変化するイノベーションの注目点 2-2. ドミナントデザインと組織設計 2-3. 各種イノベーションの代表的な具体例 ここでは、AU-モデルで示される主な革新の種類ごとに、代表的な具体例を一つずつ挙げさせていただきます。 中小企業がA-Uモデルを活用するポイント まとめ A-Uモデルは、産業発展とイノベーションの関係を理解するための強力なフレームワークです。 市場の動向と自社の強みを見極めながら、市場のイノベーション形態を意識することで、戦略の優先度やリスク管理に対するヒントを得られるでしょう。 ぜひA-Uモデルを活用して、自社のステージに合った取り組みを検討してみてください。 <お役立ちポイント> 自社がどのフェーズにあるかを客観的に把握し、A-Uモデルを参考に最適なアイデアを戦略を描いてみてください。

衰退市場でも勝ち残る!衰退市場の具体例と衰退市場で取れる4つの基本戦略を徹底解説
「売上が伸びていたはずの市場が、長期的に見て縮小し始めている…」こうした状況に直面したとき、企業はどのような手を打つべきなのでしょうか。大手企業ばかりでなく、中小企業でも十分に使える戦略があります。ポイントは、限られた需要の中で自社の強みを最大限に活かしながら、どのように利益を確保・拡大していくかです。本記事では、衰退市場において有効とされる4つの基本戦略をわかりやすく解説します。 1. 衰退市場とは? 衰退市場とは、景気の波や一時的な流行の変動ではなく、長期にわたって需要や販売数量そのものが減少し続けている市場(今後も市場の縮小が見込まれている市場)を指します。技術革新・人口動態の変化・消費者ニーズの変化など多岐にわたる要因が背景となり、縮小傾向が続くのが特徴です。 衰退市場では、売上が減っている中で固定費(売上高に関係なく発生する一定のコスト)をどう回収するかが重要になります。衰退市場では、ライバルとなる競争相手が市場から撤退することが期待できますが、競争相手が少なくなっても、買い手が価格に敏感だったり、強力な競合が価格を引き下げたりすると、激しい価格競争に巻き込まれるリスクがあります。 2.衰退市場の具体例 衰退市場として代表的に挙げられるのが、次のような分野です。これらはいずれも、技術革新や消費者のライフスタイル変化などによって長期的に需要が落ち込んでいる市場です。 (1) CD・DVDなどの物理メディア市場 音楽・映像のストリーミングサービスが普及したことで、CDやDVD、Blu-rayなど物理メディアの売上は縮小傾向にあります。特典やコレクター向け商品で一定の需要は存在するものの、全体としては配信サービスへの移行が加速しています。 衰退要因の例 (2) フィルムカメラ・写真現像市場 デジタルカメラやスマートフォンのカメラ機能が向上し、フィルム写真の現像需要は大幅に減少しました。かつては街中に多く見られた写真現像店も激減しています。ただし、アナログの味わいを好むファン向けや、インスタントカメラ・チェキなどの特定のニッチ需要は根強く存在します。 衰退要因の例 (3) 紙媒体の新聞・雑誌市場 インターネットや電子書籍の普及によって、紙媒体全体の発行部数・売上は年々減少を続けています。速報性の高いニュースはオンラインにシフトし、若年層を中心に紙離れが進んでいま