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自己分析が難しいと感じる人必見。自己分析を無理なく進められる方法

就職活動の初めにおこなう自己分析が難しいと感じている人はいませんか?

自分はどういう仕事に就きたいのか、どんな仕事が向いているのかが、よくわからずに悩んでいませんか?

就職活動における自己分析を行うのにあたって、非常に良いアプローチがあります。

就職活動ではあまり一般的ではない方法ですが、心理学の手法で自己理解を深めるアプローチと同じプロセスで、効果は折り紙付きです。

この記事では、自己分析を難しいと感じる人向けに、就職活動の強力なツールを手に入れるとともに、結果として自己分析ができる方法をお伝えします。

記事を読み終えると、就職活動を前に進められるようになるでしょう。


  就職活動の自己分析

仕事の経験がないと自己分析は難しい

これから人生初めての就職をしようという人が、自己分析を難しいと感じるのは当たり前です。

なぜなら、仕事をしたことがないんですから。

自己分析とは、自分がどんな仕事が好きか、どんな仕事が得意か、また仕事をする上で大切にしていることは何か(価値観)を明確にする作業です。

これらの、仕事における興味・適性・価値観は、実際に仕事をする中で見えてくるものです。

やったことがないのに、好きとか、得意とかって言えないだろうことはお分かりいただけるでしょう。

もちろん、学校での経験や、部活動での経験、アルバイトでの経験など、様々な経験の中にも浮かび上がってくるものもあります。

ただ、やはり実際に仕事の経験の中からではないと見えてこない、よくわからないことは多いです。

また、自分探しの旅をする人もいます。実は、私も、恥ずかしながら、自分探しの旅に出たことがあります。

23歳の時に、1週間以上、オーストリアでバックパッカーをしました。オーストリアでは自分は見つかりませんでした。旅行は楽しかったですが。

仕事における自分の価値観は、やっぱり仕事を通じてではないと見つかりづらいのです。

エドガーシャイン博士というMITのスローン経営大学院の名誉教授が、仕事における価値観(キャリアアンカー)は、仕事の経験を積んで10年ぐらい経ってようやく自覚できるようになってくると言っています。

仕事の経験が少ない大学生が、自己分析をするのは難しいのが当たり前だといえるでしょう。

そもそもどうして自己分析が必要なのか

就職の面接は、あなたと会社のマッチングの場です。

前提として、あなたはあなたのことを知っていますが、会社のことはよく知らないでしょう。

面接担当者は会社のことは知っていますが、あなたのことは全く知りません。

あなたも、面接担当者も、あなたと会社の理解をそれぞれ深めて、お互いに合っているかどうかを判断する場が面接です。

また、私もこれまで100名以上の採用面接に携わりましたが、エントリーシートや面接では、正直よくわかりませんでした。

結局、その人がどんな人かはそこまでわからない前提で、質問を定型化し、その回答に応じて点数をつけるという形で、比較できるようにしていましたが、点数とはいえ主観が入るので、課題感を常に感じていました。

1時間やそこらで、わかるほど人間はそんなに浅くないでしょう。

つまり、あたなのことは面接ではほとんど伝えられないのだという前提で、あなたは志望する会社に入りたい場合、1時間以内で、あなたを入社させたいなと思ってもらう必要があります。

人は様々な側面を持っています。あなたのどの部分を伝えれば、この人を入社させたい、一緒に働きたいと思ってもらえるか、それが面接の肝です。

つまり、自己分析ができていない場合は、自分のことをよくわかっていなければ、どの部分を(何を)伝えればよいかがわからないので、面接やエントリーシートの質が悪くなります。

面接の成功確率を上げるために、自己分析はとても大切なのです。

自分のことをよくわかっていないのに、相手に自分のことをたったの1時間以内で分かってもらうように伝えるなんて、できないでしょう。
また、そもそも、自己分析ができていないとどの会社が自分にあっているのか、まずどういった仕事をすれば良いのか、そういったことがわからず、就職活動自体に戸惑いを覚える方もいるでしょう。

自己分析は難しいですが、就職活動において避けては通れないのです。

自己分析は、エピソードトークの作成から始めよう

さて、就職活動に必須の自己分析ですが、これから就職活動を進めていくのに自己分析が難しくて悩んでいる方は、ぜひエピソードトークを作ることから始めるのをお勧めします。

ここでいうエピソードトークとは、面接で話せる自分が経験した話です。

なにがしらか成し遂げたこと(成果を出したこと)で、他人の興味をもちそうな話です。

成し遂げたことは、そんなに大それたことでなくても大丈夫です。

凄いことを成し遂げていなくても、エピソードトークの伝え方を工夫すれば、興味深い内容として、相手に伝えることはできます。

ちなみに、面接において、エピソードトークをするというのは、絶対必要なことだと私は考えています。

1時間やそこらであなたのことは面接官にそこまで理解されないという前提で考えた際に、すこしでもわかってもらえるようにエピソードトークをするのです。

例えば、「私は、人と接する仕事をしたいのです」(主張)と伝えたいとしましょう。

仕事の世界では、主張は理由や根拠とセットにしないといけません。

なぜ、あなたが人と接する仕事をしたいのかという理由を伝えるのです。その理由を伝えるのがエピソードトークなのです。

つまり、いつ、どこで、誰と、どんなことして、どうなったという話をするのです。

その経験の中から、人と接することが好きなんだと思いました。というように経験のなかで自分がどう思ったか、感じたかが理由になるのです。

自己分析が難しい人は、エピソードトークから作ることをお勧めしますと言いました。その流れは下記です。

①過去の体験の中から、「何か成し遂げたこと」を探す
②その成し遂げるまでの過程を具体的に思い出して、何がつらかったことを考えて、具体的な出来事と思ったことを書き出してみる
③その成し遂げるまでの過程を具体的に思い出して、なぜ頑張れたのかを考えて、具体的な出来事と思ったことを書き出してみる
④成し遂げたことで、何がうれしかったかを考えて、書き出してみる
⑤つらいと思った自分、頑張れた自分、うれしかった自分、そんな自分はどんな自分か考えてみる

このプロセスを経て、面接で話せるようなエピソードトークを作っていくのです。

そして、上記のプロセスの⑤ですが、まさにこの「どんな自分かを考える」というのが自己分析になるのです。

ここで、例えば努力できる人間だというのが浮かび上がってきたとしましょう。

そこで、いやもっと努力できる人がいるし、自分がそんなこといっても良いのかなと不安になってしまう人もいるかもしれません。

大丈夫です。

あなたがどんな人間かは、あなたが決めればいいのです。また、それは今後変わるかもしれません。別にそれでもいいのです。

現時点で、過去の出来事を思い出し、どんな自分なのかなと直感的に思い当たるものを設定すれば大丈夫です。

これらのプロセスを経て⑤に辿り着くと、自己分析を考える材料がすでにそろってきています。

エピソードトークはできれば3つほど作ってください。

そうするとそれぞれのエピソードのなかに共通の自分が浮かび上がります。

それは、あなたの強い特徴だと思ってください。

このようにぼんやりと自分ってどんな人間だろうと考えるよりは、実際の体験をできるだけ具体的に詳細に思い出してみてください。

具体的に体験を描写したあと、その中で心の動いた場面を振り返ると、そこにあなたらしさが浮かび上がってくるのです。

「ストーリーで伝える」というスキルは、就職活動だけでなく、今後仕事をしていく上でも、非常に有効です。

「ストーリーで伝える」ことに、もしご興味があれば、下記の本を読んでみてください。

ブログのまとめ

まとめ:自己分析を無理なく進められる方法

自己分析の壁にぶつかっている人向けに、エピソードトークから作るという方法をお伝えしました。
エピソードトークを作れば、それ自体が面接で非常に有効な武器になるとともに、自分がどんな人間かについての理解を深めてくれるでしょう。

この記事の内容をまとめますと

・仕事に対する価値観などは、仕事のなかで浮かび上がる。学生の段階で把握するのは難しくて当たり前

・就職面接のなかで少しでもあなたのことを伝えるために、そして、そもそも少しでもあなたにあった仕事に就くために、自己分析は必須

・エピソードトークを作れば、面接でも有効なうえに、それきっかけで自己分析が進む

エピソードトークを作るうえで、工夫できるポイントはたくさんあります。

  次の記事でそのポイントを解説しますので、合わせてご覧ください。

この記事を書いた人
木下洋平

経営コンサルタント・研修講師
「ヒトが育つチームづくり」をはじめとした、人材育成と組織開発を得意としています
(保有資格)中小企業診断士・キャリアコンサルタント

投稿日 2021年2月12日

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