ミライオンの人材開発ブログ

 

モチベーション向上の効果が高い目標設定のコツ

チームのメンバーのモチベーションを向上させることを課題に感じているチームリーダーや管理職の方は多いでしょう。

実は、目標設定は、メンバーのモチベーションと深い関係があります。

モチベーションを引き上げるのにどのような目標設定が好ましいのかをしれば、目標設定を活用してメンバーのモチベーションを高められます。

この記事では、メンバーのモチベーションを上げる目標の特徴や、目標の設定のしかたをお伝えします。

記事を読み終えると、今後の目標設定に活かしていただける知識を得ていただけます。


  モチベーションコントロール

メンバーのモチベーションを向上させやすい目標の特徴

「目標設定理論」という、メンバーを動機付けるためには、どのような目標設定が好ましいかを研究した理論があります。

「目標設定理論」による人を動機づける目標の特徴としては、3つの特徴があります。

1つ目は難しい目標(妥当な範囲でストレッチした目標)です。

ぬるま湯では、人は動機づけられません。

努力しなくても達成できる目標だと、ストレスもなく努力をしようとしません。

今のままでは達成できないストレッチ下高い目標を設定することで、一皮むけられるように頑張ろうとするのです。

ですので、いまの延長線上では達成できない高い目標を設定するのが良いのです。

2つ目は、メンバーが達成できると思える目標です。

高い目標であれば良いというものではありません。

メンバーが達成できそうだと思えない目標だと、目標を追いかけるのを諦めてしまい、目標として機能しません。

高いけれども達成できそうだと思える目標であることが大切です。達成できそうだと思うから、目標を達成しようと努力します。

このメンバーが達成できそうと思えるかどうかは個人差が大きいですので、そのあたりはコミュニケーションをしながら見極めることが大切です。

3つ目は、目標達成へ何をすればよいのかが明確である目標です。

明確である必要があるのは、「何をもって達成となるか」「どのようにしたら達成できそうか」の2つです。

「何を持って達成となるか」というのは、目標の達成水準の明確さです。

数値で表せるような定量的な目標は明確なことが多いので良いですが、定性的な目標はゴールが明確でないことが多いです。

なにがしらか指標を設けるなど、ゴールを明確にする必要があります。

また、「どのようにしたら達成できるか」という目標達成へ向けた道のりが明確であることが大切です。

つまり、目標を達成するために、何をしたら良いかがはっきりとわかってる状況です。


メンバーのモチベーションを向上させやすい目標の設定のしかた

どのように決定した目標がメンバーのモチベーションを向上させやすいかというと、メンバー自身がその目標をしっかり受け入れるように決定した目標です。

チームみんなでメンバーそれぞれの目標を合議で決めるのも良いですし、上司とメンバーが1on1のミーティングで決めるのも良いです。

自分の目標決定において自分が参画できていると感じられると、目標を受け入れやすくなります。

また自己決定の感覚があると内発的に動機づけられます。

つまり、自分で決めて、受け入れた目標に対しては、その目標の達成にむけて、メンバーはより主体的に、より創造的に、なるのです。

目標設定にメンバーを巻き込む際に、より目標による動機づけ効果を高める方法があります。

それは、メンバーの価値観を理解するということです。

何がモチベーションの源泉になるかは、メンバーによって異なります。

金銭的な報酬が効果的な人もいますし、周りからの評価が効果的な人もいます。

仕事の裁量権の拡大が効果的な人もいますし、より専門性の高い業務へのアサインが効果的な人もいます。

人によってモチベーションの源泉は異なります。

メンバーを目標設定に巻き込みながら、それぞれのモチベーションの源泉を把握しながら、適切な報酬を提示することが効果的です。

つまり、報酬は一つではないのです。

目標達成時における金銭的な報酬は、平等にしないと不満が出やすいです。

しかし、仕事の裁量権やどの仕事を任せるか、などは工夫して差をつけることもできます。

このように目標達成やプロセスに対しての報酬を工夫して、個人のモチベーションを引き出すこともできます。

その入口となるのは、メンバーの価値観を理解することです。


メンバーと一緒に目標を設定する際の注意点

チームのためや自分の成長のために、できるだけ高い目標を引き受けようとする人もいれば、目標設定のために少しでも自分の目標を低くしようとする人がいます。

チームのためには当然、前者の高い目標を引き受けようとする人の方がありがたい存在ですが、後者の方が目標を達成しやすくなり、社内の評価が上がってしまうことがあります。

また、メンバーによっておかれている環境が異なることがあります。

数値的には公平な目標のように一見見えますが、達成難易度が全然異なることもよくあります。

チームのリーダーとしての役目は、各メンバーの状況や個性を把握し、できるだけ公平な目標を設定することです。

メンバーを目標設定に参加させると、声の大きいメンバーと声の小さいメンバーがいます。

声の大きいメンバ―が有利にならないように調整する必要があります。

このように目標設定の公平性を担保することは非常に難しく、重大な課題です。

チームにとって本当に価値がある人、頑張っている人が馬鹿を見ることがあってはいけません。

そのために、目標達成だけを評価の基準としないことも大切です。

目標達成の救済や調整をしたり、プロセスを評価する仕組みを作ったりすることも大切です。

また、非常に効果があるのが文化を作ることです。

チームの中で高い目標を追いかけている人、責任を引き受けようとする人、をカッコいいと捉えるような文化を作るということです。

このような文化は、表彰制度を活用することでも養えます。表彰制度は、インセンティブを与えたり、皆の前で称賛することで、表彰された人に報いることだけが目的ではありません。

組織のなかで称される、一種のロールモデルを示すという機能もあります。

表彰されている人をモデルとして、憧れというモチベーションの源泉をもたらして、文化を作っていくこともできるのです。


ブログのまとめ

まとめ:モチベーション向上の効果が高い目標設定のコツ

本日は、モチベーション向上の効果が高い目標設定のコツについて記述いたしました。

この記事の内容をまとめますと

・達成できると思える範囲での高い目標が、メンバーをより動機づける

・自己決定感があり、目標を受け入れられるように目標を設定できると、メンバーをより動機づける

・高い目標を追いかけ、責任を引き受けようとするメンバーが損をしないようにマネジメントする必要がある

このような目標設定のスキルは、チームリーダーや管理職にとって、必須のスキルです。

チームの生産性を高めていくために、実施しなければならない優先順位の高い役割です。

簡単ではありませんが、動機づけられたチームは、思いもよらないパフォーマンスを発揮します。

十分、取り組む価値があることですので、是非ご参考にしていただければと思います。
  
記事をご覧いただきありがとうございました。

この記事を書いた人
木下洋平

経営コンサルタント・研修講師
「ヒトが育つチームづくり」をはじめとした、人材育成と組織開発を得意としています
(保有資格)中小企業診断士・キャリアコンサルタント

投稿日 2021年5月16日

ブログのカテゴリーの一覧

ビジネススキル

ビジネススキル

ビジネスマインド

ビジネスマインド

コミュニケーション

コミュニケーション

マネジメント

マネジメント

メンタルヘルス

メンタルヘルス

モチベーション

モチベーション

新入社員向け・就職活動

新入社員向け・就職活動

営業・マーケティング

営業・マーケティング

中小企業診断士の試験対策

中小企業診断士の試験対策