ミライオンの人材開発ブログ

 

職場でどんどん成長する人とあまり成長しない人の違い

仕事をするなかで、もっと成長したいのにどうやったら成長できるか悩むことはありませんか?

実は、誰でも簡単に、しかもすぐに実行できる良い方法があります。

学びに関する有名な考え方で、「守破離」という考え方があります。

ビジネスだけでなく、スポーツなどの様々な領域のトレーニングでも実践されている方法です。

この記事では、ビジネスの現場で成長していくために非常に有効な考え方をご紹介します。

記事を読み終えると、ビジネスの現場で使える成長マインドについてご理解いただけます。


  どんどん成長する人

自分のこだわりを捨てろ

20代の時に働いた職場での私の体験談です。

法人営業の仕事をしていました。

入社して3週間ほど経っていたころの話です。

私は社用車を運転して、顧客の会社に向かっていました。

直属の上司のマネージャーに同行いただいていて、助手席に上司が座っていました。

社用車では、ETCは禁止されていたので、高速道路に乗るときに小銭で料金をしはらっていました。

高速の料金所で小銭で支払い、車を出発させたときに、上司が口を開きました。

「この前、○○とタクシーに乗ったんやけどな。
『タクシーの料金払っといて』、と○○に言ったら、
あいつ、『わたし、現金を持ち歩かない主義なんです』って言いよったんやわ。」

○○というのは、私の同期で、同じ新人です。ちなみに、経費精算するために現金で支払わなければいけないルールでした。

「いや、時間がなくて、タクシーとか乗ることもあるし、お客さんと急に会食に行くこともあるかもしれんやろ!急に何かあっても良いように、つねに2万円ぐらいは財布に入れとけってゆっとんじゃ!お前のこだわりなんか知らんのじゃ」

と急に上司が大きな声で怒鳴りました。狭い自動車の中で、なぜか私が怒られる感じになりました。

後から分かったことですが、当時の私の教育担当の先輩が、私のことで上司に相談していたようです。

「私が指導してもいうことを聞かない、木下が頑固で困る」といった趣旨の相談をしていたようです。

それでその上司は、間接的に私にメッセージを伝えようとしてその話をしてくれたのでしょう。きっと。

この時の、「お前のこだわりなんか知らんのじゃ」が、私の脳裏に刻まれました。

そして、それ以来、自分のこだわりを捨ててみようと強く思いました。

自分のやり方とかこだわりとかを捨てて、できるだけ素直に上司や先輩のいうことを聞くように努めました。

すると仕事がうまく回りだしたので、ますます自分から進んで、上司や先輩を観察して、良さそうなことは積極的にマネするようになりました。


学びの型~守・破・離~

守破離という言葉があります。

もとは茶道の大家である千利休の訓をまとめた『利休道歌』にある言葉からを引用したものから来ているとされている言葉です。

守破離とは、何かを学ぶ際の順番を意味しています。まずは守り、次に破り、最後に離れる、という意味です。

修業に際して、まずは師匠から教わった型を徹底的に「守る」ところから始めよと説いています。

師匠の教えに従って修業し、その型を身につけて始めて、師匠の型を「破る」のです。

師匠の型を破るとは、他流派の型も含めて、それらと自分とを照らし合わせて研究して取り入れていくことです。

そして、自分にあった型を自ら作り上げていくということです。

師匠から学んだ型のうえで、自らの型を模索していき、自らの型が構成されれば、「離れて」いくという考えです。

これは、武道などでも取り入れられており、効果的な学習方法として、ビジネスの現場でも活用されています。

「型がある人間が型を破ると『型破り』、型がない人間が型を破ったら『形無し』」という言葉もあり、まずは型を模倣して徹底して身に着けるのが大切なのです。

ビジネスの現場でも、この守破離の心で、まず徹底して「守り」から始める人は、明らかに成長速度が速いです。

自分のこだわりを捨てて、上司や先輩の指示を忠実に守ることが大切なのです。

ただ、ここで注意していただきたいのが、上司や先輩のいうことをなんでも守れというわけでありません。

残念ながら、尊敬できない上司、参考にできない先輩、明らかに成果に繋がらないような指導や精神論の指導などもあるかもしれません。

そのような時まで、守れというわけではありません。

そういう時は、周りに自分の師匠を探すのです。成果を出している人や尊敬できる人を見つけ、自分で師匠として設定します。

そして、その人の言っていることや、行っていることから、学び、徹底的に模倣し、その型を身に着けるのです。

もし、社内に師匠として設定できそうな人がいない場合は、社外でも良いので設定してください。

同じ業界や同じ職種などで、成果を出した人の本などがあるはずです。

あれもこれもと複数の人から学ぶよりは、まず1人を決め、その人の言っていることを徹底してマネして、実践するのです。

ここで、好きとか嫌いの感情と師匠選びは関係ないことに気をつけましょう。

あるスキルにおいて自分より優れていて、そのスキルを自分も学び向上させたいなら、たとえそれ以外は好きではなかったり、尊敬できなくても、部分的に師匠設定すればよいのです。

一番良くないのが、我流で仕事を進めることです。

模倣できる師匠を探し、決めるところから始めましょう。


模倣の邪魔をするのは、自分のこだわり

誰かのマネをする時は、できる限り、徹底してマネをしましょう。

人のマネをするのを妨げるのは、自分のこだわりです。

こうしたい、ああしたい、といった自分のこだわりが邪魔をするのです。

できる限り、まず自分のこだわりを手放しましょう。

自分のこだわりを完全に捨てろ、師匠の言っていることに完全に染まれと言っているのではありません。

一時的でもいいので、まずは完全に染まってみるのです。

守破離の原則にあるように、染まってみて、それを実践し、型を身に着けるのです。

型が身についたなと思えば、以前の自分のこだわりをもう一度戻したらよいのです。

私は、転職など環境が変化した際は、最初の1年間は教わったとおりにすべて行うと決めています。

期間限定でも、素直に指導されたことをそのまま取り入れてみてください。

やってみて始めてわかることが数多くありますよ。

また、あなたの今のこだわりも多くは学習の結果、身に着けたものです。

自分の成功体験だったり、親や学校の先生などの影響で、身に着けたものです。

絶対的なものではなく、今後さらに経験を積んでいくことにより、変化していきます。

自分のこだわりに柔軟になれると、学びの速度は加速していきます。

私は、人の成長に強い興味があり、自分以外のひとの成長も観察してきました。

直接的にも、間接的にも、育成に関与することも多くありますが、この素直に、まずマネをするというのは、成長していく人の明らかな共通点です。

ビジネスの世界では、多くの人は一つのスキルだけを磨くわけではなく、様々なスキルを求められることになります。

自分の身に着けたいスキルに合わせて、師匠を探していくのもありでしょう。

ある面で優れている人は、他の面でも優れているように誤解されがちですが(ハロー効果といいます)、全くそんなことはありませんので注意してください。

また、このマネをするということの、非常に優れた側面があります。

それは、誰でも簡単に今すぐにできるということです。
さぁ、すぐにでもマネしていきましょう。

ブログのまとめ

まとめ:職場でどんどん成長する人とあまり成長しない人の違い

職場でどんどん成長する人とあまり成長しない人の違いは、マネをするかどうかです。徹底的にマネをできる人は、明らかに成長スピードが速いです。

この記事の内容をまとめると下記です。
・私の体験談ですが、こだわりを捨ててから明らかに仕事が良い方向に動き出しました

・茶道で守破離という言葉がありますが、まず師匠の言いつけを徹底して守るということは、すばらしい学びの手法です

・言いつけを守る(模倣)を邪魔するのは自分のこだわりです。自分のこだわりを意識的に手放せるかどうかが、マネできるかどうかの分かれ目です

やったことがない仕事ができないのは、当たり前です。

大切なのは、経験を積みながら、どんどんビジネススキルを向上させていくことです。

経験を増やし、できることを増やせば、あなたのキャリア上の選択肢は増え、仕事において心配することはどんどん減っていきます。

どんどんマネをして、どんどん成長していきましょう。
  

この記事を書いた人
木下洋平

経営コンサルタント・研修講師
「ヒトが育つチームづくり」をはじめとした、人材育成と組織開発を得意としています
(保有資格)中小企業診断士・キャリアコンサルタント

投稿日 2021年2月19日

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