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中小企業診断士試験の効率的な2次試験対策の基本戦略

中小企業診断士試験は2次試験が難しいと言われています。令和2年度の2次試験の合格者は、18.4%でした。

実は、2次試験はその試験の特性上、試験対策上の戦略がとても大切です。正しい戦略を取ればかなり効率的に合格に近づけます。

私は計画的に対策をして、中小企業診断士の2次試験を、学習期間が2か月半ほどで合格しました。

この記事では、私自身の受験体験をお伝えしながら、この効率的な試験対策について解説します。

この記事を読み終えると、中小企業診断士試験の2次試験対策の効率的な進め方を理解いただけるでしょう。

  中小企業診断士試験 2次試験結果 開示請求

実体験に基づく、2次試験対策の基本戦略

私は、2019年10月から中小企業診断士試験の学習を開始しました。

模擬試験なども含め、資格学校は一切受講せずに、独学で勉強しました。

2020年8月3日・4日に1次試験を受け、2020年10月20日に2次試験を受けました。

実は、1次試験が終了するまで2次試験に向けた学習を一切行っておりませんでした。

そのため、実際に2次試験の学習をしたのは、2か月半だけでした。仕事をしながらだったので、平日の夜と休日を使っての学習でした。

自分の実体験からも、確信を持ってお伝えできることは、中小企業診断士試験の2次試験は、どのように試験対策をするのかという戦略が非常に大切です。

適切な学習をすれば、1次試験を通過した知識量があれば、2か月半で合格水準までたどり着けます。

この記事では、その試験対策の戦略のうち、基本的な2次試験対策の戦略をお伝えします。

このページの上部の画像をご覧ください。

私の中小企業診断士試験の2次試験の結果です。

2次試験の結果は、このように得点開示請求を行うことで結果を送ってもらえます。

この結果を見たとき、作戦通りの結果で、嬉しかったです。

総得点についてはもっと得点できていたと思っていたので少し残念でしたが、得点の内訳はまさに狙い通りでした。

お分かりいただけている方も多いかと思いますが、「D(事例Ⅳ;財務会計)」で点を取れるだけ取るというのが私の狙いでした。

そうなんです、中小企業診断士試験の2次試験で、最も大切のは、「D」なのです。

「D」で高得点を取って貯金をするというのが、中小企業診断士試験の2次試験対策の基本戦略です。


なぜ「D」で高得点を狙うのか

試験には、得点幅が大きい科目と得点幅が小さい科目があります。

得点幅が大きいというのは、高得点を取る人も多ければ、低い点数の人も多いという、受験生によって点数のギャップが大きいことです。

2次試験の「A」「B」「C」は記述式の問題です。

解答例が公開されていないことから、対策が難しいです。

文字数の限られた解答欄に加点要素をどれくらい盛り込めるかが求められますが、とにかく時間がないので、解答構成をあまり考えている暇はありません。

このような特徴を考えると、2次試験の「A」「B」「C」は高得点が取りづらいです。

一方で、低過ぎる点数にもなりづらいです。

1次試験を突破した知識をもとに、2次試験の過去問を解いてアウトプットのトレーニングをしっかりすれば(アウトプットトレーニングの詳細は別記事で紹介予定です)、解答欄に空きがない限り、50点以下の点数になることはあまりないかと思います。

つまり、「A」「B」「C」に関しては、学習時間に対する得点の期待値が低いのです。

一方、答えが決まっているので「D」は高得点が狙います。

しかも、財務会計(簿記)の問題としては、そんなに難しくありません。

財務会計(簿記)は、やればやっただけ、得点につながります。

だからこそ、「D」の対策は十二分に行い、財務会計は最低70点、できれば80点を目指して準備します。しっかり対策をしてから過去問を解けばわかりますが、70点以上は取れるということが実感いただけるでしょう。

また、「A」「B」「C」は2次試験独特の解答作成の練習が必要です。

しかし、「D」は2次試験独特な問題ではありません。

1次試験の財務会計の勉強をしていれば、それがそのまま2次試験の「D」の対策になります。

1次試験の対策の段階から財務会計にはできるだけ時間を割き、財務会計を得意科目にしてください。

ちなみに、1次試験の科目の優先順位は、「財務会計」「企業経営理論」「経済学」「運営管理」「経営情報システム」「経営法務」「中小企業政策」の順です。

1次試験で高得点を取れるのは、「財務会計」と「経済学」です。

また、2次試験のためにもしっかり学習しないといけないのが「財務会計」「企業経営理論」「運営管理」です。

この5科目をしっかり勉強するのが大切です。

そして、1次試験では、7科目同時合格を狙います。その方が私は確実だと思います。

実は「経済学」はかなり高得点を狙えますので、貯金できます。

「財務会計」は2次試験も視野に入れて、どの科目よりも多い勉強時間を確保して進めれば、70点以上が狙えるでしょう。

どうしても「企業経営理論」に時間を割きすぎる方が多いですが、「財務会計」に時間を割くことが2次試験を考えると大切なのです。


具体的な2次試験対策の戦略の概要

1次試験が終われば、2次試験にむけての勉強を開始します。

2次試験対策用の「D」(事例Ⅳ)対策の問題集を購入することを強く推奨します。

例えば、事例Ⅳ合格点突破計算問題集なら、30問の問題が掲載されています。

これを毎日最低1問解きます。

そして、ポイントは、何度も何度も繰り返し解きます。

1度すべて解いたら別の問題を解きたくなる人がいますが、別の問題集を解く必要はありません。

何度も同じ問題を解くことで頭に刻み込まれていきます。

財務会計は各論点ごとの重要なことが決まっています。

同じ問題を繰り返し解くことで、各論点の肝が体に染み付いてくるのです。

30問の問題集ですと最低で3周はしたいです。私は5周しました。理想は7周です。

7周すれば、問題も答えも覚えてしまうでしょう。

そうなると、問題が変わってもやっていることは同じであることがよくお分かりいただけるでしょう。

例えば、キャッシュフロー(間接法)の問題は、問題が変わってもやることは一緒です。

30問の問題集を5周する場合について、どのようなスケジュールになるか考えてみましょう。

5周する場合の問題数は、150問です。1次試験が終わってから2次試験まで、およそ2か月半の75日です。

つまり、1日2問進める計算です。1問当たり問題を解くのと採点し、解説を読むのに、約30分です。ですので、1日1時間は必ず「D」事例Ⅳの対策に時間を使うイメージです。

1次試験で財務会計をしっかり勉強していれば、これで2次試験の「D」は70点以上が狙えるレベルになるでしょう。

もちろん個人差がありますが、7周まわせば、まず大丈夫かと思います。

「D」の対策を優先して取り組み、あとの時間で「A」「B」「C」の対策をします。

「A」「B」「C」の対策は過去問を解くなどある程度まとまった時間が必要です。

仕事のない休日を中心に勉強していくことになります。

「A」「B」「C」の対策は、2パターンです。

「解答の型を作ること」と、「過去問を解くこと」です。

中小企業診断士試験の2次試験は、とにかく時間との闘いです。

試験本番であれこれ考えていると解答作成の時間がなくなってしまいます。

問題をどのように解き、どのように解答を作成するかについて事前に型を作っておくことが効果的なのです。

そして、過去問を実際に解き、解答の型を改善していきます。

この繰り返しが「A」「B」「C」の対策です。(詳細は別記事で紹介予定です)

2次試験対策の教材として人気の「ふぞろいシリーズ」があります。

これらの教材を使用する目的は、自分の解答の型を作ることです。

常にアウトプットを意識して学習することが、効率的な学習においてとても大切です。

ブログのまとめ

まとめ:モチベーション理論の過程理論(人はどのように動機付けられるか)についての解説

中小企業診断士の試験の2次試験対策の基本戦略についての解説をしました。

この記事の内容をまとめると下記です。
・中小企業診断士試験の2次試験の試験対策を効率的に進めたいなら、「D」(事例Ⅳ)で高得点を狙うのがよい

・「D」(事例Ⅳ)は、反復学習すれば確実に点数が取れる

・1次試験後、毎日1時間、問題演習を2問解くぐらいが目安

今回は、2次試験対策の基本戦略について解説しました。

「D」(事例Ⅳ)は、やればやるだけ点数が伸び、試験対策上、得点が最も計算しやすい科目です。

試験の鉄則は、得点しやすいところで、しっかり得点することです。

「D」(事例Ⅳ)の対策が十分にできると、過去問でも70点以上を確実に取れるようになります。

その状態で2次試験本番をむかえられると安心して、試験に臨むことができます。

ぜひ、「D」(事例Ⅳ)の対策をしっかり行ってください。記事をご覧いただき、ありがとうございました。
  

この記事を書いた人
木下洋平

経営コンサルタント・研修講師
「ヒトが育つチームづくり」をはじめとした、人材育成と組織開発を得意としています
(保有資格)中小企業診断士・キャリアコンサルタント

投稿日 2021年5月13日

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